江戸幕府の近代化についてメモ
※この記事は2015年5月1日にFacebookで投稿した記事です。
最近、幕末関連のウィキペディアをネットサーフィンするのが楽しい。知ってるつもりでも知らない事が多くて読み応えがある。
特に御気に入りは幕府側の近代化。開国したのは江戸幕府の方だったと改めて構えてみると、今まで気にも留めなかった幕府の役人たちの喜怒哀楽が垣間見れて面白い。
海外使節と幕府の板挟みになって右往左往しながらも懸命に日本側にも有利な条約締結に貢献したり、フランス式に騎兵、歩兵、砲兵の三兵を組織したりして意外と近代化は薩長よりも進んでいたように思う。
ただし、幕府は組織が巨大な割に基盤となる生産力が貧弱だったり、度重なる組織変更、方針変更で現場が混乱したりして、薩長に足元を掬われる結果になってしまった。結局、幕府も大きな大名なだけなんだな、と再認識した。
徳川将軍家のご威光だけが頼りだったのに、第二次長州征伐の失敗とか、鳥羽伏見の戦いでの将軍逃亡とか、幕府の威信が音を立てて崩れ去る様は、悲哀を通り越してドリフのコントみたいで、どうしてこうなった感が凄い。
歴史の審判が下るその時まで、当事者たちはもがき苦しむ他ないのだなと、改めて考えさせられた。いくつかページをメモついでに紹介。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/外国奉行
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/幕府陸軍
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/フランス軍事顧問団